雑念を消せば時間は作れる 時間の浪費とストレスの負のスパイラル 

雑念を消せば時間は作れる 時間の浪費とストレスの負のスパイラル 

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もし、木を伐(き)り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間をを研ぐのに費やすだろう。

第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの有名な言葉です。

これは準備することの大切さを比喩した言葉ですが、4時間斧を研ぐことに集中したおかげで、2時間という短い時間で効率よく結果を得られるということをリンカーンは言っています。

この言葉は「時間が足りなくてやりたいことができない」「あっという間に1日が終わってしまう」と感じている現代人にとっても、まさに『金言』といえます。この言葉には、生活を改善することでやりたいことを達成でする時間を創り出すヒントがあります。

また、この言葉から現代のストレス社会・ストレス大国と言われる日本を形成している原因がわかってきます。

どういうことなのか、解説していきます。

準備をおこたると時間はどんどん失われていく

先のリンカーンのお話です。たとえば、ある人が「さっさと木を切りにかかったほうが早く終わるだろう」と考えてすぐに伐り始めたとしましょう。

しかし斧の切れ味が最大限に発揮されていない状態で切り始めても、時間内に木を伐り倒せない可能性が高くなってしまいます。

リンカーンの言葉は比喩なので、実際に斧を研ぐのに4時間かかるかはさておき、まずは斧の切れ味を最大に引き出す、つまり準備することの大切さを伝えているのだと思います。そうすることで、その後の作業中に雑念を生むことなく集中し、時間効率を最大に高められるのです。

一つ一つの仕事の準備を万全に行うことが時間効率を上げる、つまり、その日におこなう仕事をより短い時間で達成することにつながるというわけです。これを頭においていれば時間を浪費することなく、1日の中でより多くのことができる可能性が高まります。

これは仕事の中でも多くの人が経験のあることだと思います。

例:AとBという作業工程を、それぞれ違う場所でおこなって完成させる物を作る仕事があったとします。

この時、慣れない内は、

【1つ目のA作業をおこなう→B作業をおこなう→1つ目完成→2つ目のA作業をおこなう→B作業をおこなう→2つ目完成→(以下、くり返し)】

といった作業方法をします。

しかし、だんだん慣れてくると、

【A作業を10個分まとめておこなう→B作業を10個分おこなう→10個完成】

という風にある程度まとめることで、移動や道具の持ち替えなどで生じる手間や時間を節約できることがわかってきますよね。そうすれば、一旦一旦集中力を切られる回数も減り、10個分作り終えるまでの時間は、はじめのやり方よりもかなり節約できるはずです。

生活のすべてにこの考え方を取り入れられれば、1日に達成しなければならない作業をより短い時間で効率的に終わらせることができるかもしれません。

私は以前、パソコンでブログなどの文章を書くときは、考えずにいきなり書き始めるタイプでした。私は元々なんでも感覚でやってしまおうというタイプでした。

ですが、書いている途中で「あれ、またさっきと同じような内容書いてるから、上に持っていってまとめたほうがいいかな?」といったことが出てきて、何回も画面を上下にスクロールしては文章をDDするなどの手直しをするはめになっていました。当然、1つの記事を書き終えるまでの時間は長くなってしまいます。

いきなり1行目を書き始めるよりも、まずは書きたいことの見出しを決めて順序などの構成をし、記事の中に配置する画像なども準備しておきます。先に構成を考えてから書き始めることについては、有名ブロガーさんの著書などでも推奨されています。

すると、一つの見出しについて書き終えたあと「次はなにを書こう」と悩んだり、記事内が順序のちぐはぐな構成になったりということが少なくなり、スムーズに記事作成ができるんです。

もっとかんたんな例でいうと、パソコンを最近使い始めた人が、「ブログを始めよう 毎日更新してたくさんの人に読んでもらえるブログにしたい」と考えたとしたら、いきなり書き始めるよりも、まずはブラインドタッチの練習やライティングや、キーワード選定などといったSEOの勉強をしてからの方がいいでしょう。

その方がスタートするまでに時間がかかったとしても、その後の更新ペースや出来上がるブログのクオリティーに歴然とした差が生まれるはずですよね。

時間の浪費を減らすことが、「やりたいことをする時間がない」と感じている人が充実した日々を過ごすために大切なことなのです。

作業の効率が悪い→ストレス→・・・負のスパイラル

先ほどのリンカーンの斧の話ですが、いきなり木を伐りにかかった人。

切れ味が最大に発揮されておらず、鈍っている斧だった場合、時間内に作業が達成できるかどうかということ以外に、このような問題がおきてきます。

切っているあいだ、(うわ、ぜんぜん切れないな、この斧・・・)とか、(これいったい何時間かかるんだろう?ちゃんと終わるのかな?)などといった雑念にとらわれ、切ることに集中できなくなってしまうといったことです。さらに焦った状態だと、しっかりと狙いが定まらず、効率の悪い切り方になってしまい、またよけいに時間がかかってしまうかもしれません。

そして、そのような状態になることで同じ一本の木を伐るだけでもよけいなストレスを感じてしまうことが考えられます。

これが日本社会の労働生産効率の低さの原因になっているといっても過言ではありません。日本はこの労働生産効率が先進国の中でもかなり低いところにあります。

テレビやネットでよく言われていることですが、定時に帰らず残業をしていると「残業がんばっているな 感心感心」などと評価される風潮があるようです。逆に定時に上がろうとする人は、仕事が終わっているにもかかわらず、「ほかの人がまだ残って仕事してるのに帰るのか?真剣に仕事をしていない」などと思われるようです。

これは言い換えると「効率が悪い人ほど仕事をがんばっている」といっているようなものです。

【長時間労働→集中力が下がる→雑念を生む→効率が下がる→長時間労働→(以下、くり返し)】

人間の集中力というのは実はそれほど長時間続かないものなのです。極短期に高い集中を要する作業で15分。そこまで集中力を要さない作業でも50分くらいで一度休息をしなければ、その後集中力は下がり続ける一方です。

そして負のスパイラルが人間に与える負担は一定ではありません。このような時間・年月が続けば続くほど、人は体を壊し、ストレスで心を病んでしまう可能性が、どんどんと高くなっていきます。

「メリハリが大事」という言葉をよくいいますが、まさにその通りです。もっというとたまにメリハリをつけるのではなく毎日メリハリをつけることがとても重要なのです。

集中力が切れてきたら休憩し、昼の食事の時間にリフレッシュし、定時で仕事を終えたらプライベートな時間を楽しんでストレス発散。夜はリラックスできる環境でしっかりと眠る。

これらを心がけることで、休日前の金曜日まで無駄な疲労やストレスを蓄積することなく、毎日高い集中力をもって仕事にのぞみ、最大の成果を挙げることができるようになるはずです。

時間を浪費する『雑念』はストレスの要因 まとめ

リンカーンの斧に例えると、このような毎日のリフレッシュを心掛けている人は、まさにきちんと研いだ斧を使って木を伐る人。きちんとした休息を取らずに毎日仕事に向かう人は、研いでいない斧で木を伐る人です。

どちらが良い仕事をできるかは明白ですよね?

そして、そのようなリフレッシュができずに消耗している人は、集中力が摩耗した状態になっており、一つの仕事をするのに長時間を要することになってしまうばかりでなく、ストレスで体や精神をすり減らせてしまう危険性が高いのです。

人生は長いです。毎日の準備を心がけて『正のスパイラル』を作り出すことを念頭に、すこやかな生活を送っていきましょう。

「時間が足りない」「何もせず1日が終わってしまう」と感じている人 改善のカギは『雑念』にあった!?
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