寝ても寝ても眠い『ロングスリーパーの特性』を考察 天才が多い?うつ病になりやすい? 

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みなさんは普段どのくらい睡眠を取りますか?

以前まで「大人6時間睡眠・子供8時間睡眠」と言われていましたが、最近では「大人もやっぱり睡眠6時間じゃ足りない。8時間は必要」と言われているようですね。

ちなみに私は10時間睡眠です。目覚ましをかけなければ12時間くらい寝る時も。あまり寝ると首や肩が痛くなってしまうのですが、それでも起きられません。

ロングスリーパーにとっては一般的睡眠時間の8時間ではギリギリです。

普段から「寝ても寝ても眠い」「朝起きるのが苦痛」とロングスリーパー体質であることに悩んでいる人は多いと思います。

今回の記事では、世間一般で言われているロングスリーパーの認識を検証するとともに、私なりに分析した個人的見解について解説していきたいと思います。

ロングスリーパーの特性

ロングスリーパーは、一般的な睡眠時間よりも長時間の睡眠を取る人を指します。

知らなかったのですが、現在ロングスリーパーという名称が世間に誤解を与えるおそれがあるために『長眠症』や『過眠症』という名前に変更しようと言う動きがあるそうです。

ロングスリーパー=「寝てばかりいる人」つまり「だらしない」「なまけ者」みたいに思われるということのようですが、一般的な基準・レールに乗ってることだけが誇りな人たちにどう思われていようと、私は別に関係ないと思うのですが・・・。

眠いものは眠いし、寝るものは寝る!

とはいえ、ロングスリーパーの原因は遺伝的に決定されており、加齢とともに増加していく傾向にあるとされているようなので、不安はあります。若い時分でこれだと、あと2,3十年後には、ほとんど寝たきりで何もできなくなってしまいます。

ロングスリーパーの特徴と言えるものを以下に挙げてみました。

昼寝ができない

これは私だけではないと思いますが、ロングスリーパーの人は昼寝ができないんですよね。

脳科学的に『20~30分の昼寝は脳のリフレッシュに良い』と言われますが、私は仕事場などの環境で30分目を閉じていても意識の覚醒が途切れることはありません。

ロングスリーパーの原因として眠りのレベルが浅いために長時間の睡眠を要することが挙げられますが、それはつまり睡眠の環境として不十分な場所では入眠できないということが考えられます。

昼寝といっても布団に入った状態で1時間はないと眠りにはいることができません。しかし1時間寝てしまうとその日の夜、目が覚めてしまうので支障があると言われています。閉じているだけでも違いがあるようですが。

ですから、車に長時間乗っている時も、電車に乗っている時も、学校の授業中も「寝られた」という記憶がありません。つまり子供の時からの体質と言えます。

「疲れた~・・・」と横になっても、歯磨きを済ませていなかったりすると、気になって眠れません。それからスマホをいじっているとその間はずっと眠れません。

誰かと話していたり、徹夜の飲み会のカラオケBOXだったりも、一番最後まで起きています。

「寝落ちしてしまった」ということがほぼないんです。必ず布団に入って完璧な就寝体勢にならないと眠れません。「どこでも、どんな体勢でも、いつでも寝れる」という人が、「違う星からきた人」と思っているくらいです。

ロングスリーパーは、いつでもどこでもずっと寝ている人ではなく、よく眠れないから、よく(長く)寝る人と言えると思います

ロングスリーパーは天才が多い?

ロングスリーパーとネット検索すると「天才」という検索キーワード候補が出てきます。

その根拠はF1の世界的有名ドライバーのミハエル・シューマッハさんや、天才数学者のアルベルト・アインシュタインさんが、ロングスリーパーであったことからきているそうです。

でも、これだけだと、ロングスリーパーという項目にたまたま当てはまった天才を列挙しているだけですよね。

『天才』という言葉は学問やスポーツなど幅広い分野で使われれるので、「ロングスリーパーは身体能力が高い」とか「頭の回転が速い」とかもっと限定的でないと、何もかもできる天才ということなのか、なんなのかよくわかりません。

それなら「ラーメン好きには天才が多い」と言ってラーメンが好きな一流スポーツ選手や天才学者を並べるのも同じことです。

私なりに、このように言われる理由になりそうなものを考察してみました。

それは『脳波』です。つまり、ロングスリーパーは眠りが浅いということに関係しているのではないかと思います。

このブログでもいくつか『瞑想』に関する記事を書いたことがあるのですが、瞑想は人類文明のもっとも古い時期からあり、仏教の始祖である釈迦様も瞑想によって悟りを得たとされます。そして現在では世界的IT企業のトップの方や、著名なアーティストの多くが、集中力や創造力を高めるために瞑想を取り入れるようになりました。

瞑想を行い雑念がなくなっていくと、脳波はα(アルファ)波と呼ばれる状態になります。これは緊張がなくリラックスした状態です。

そして、さらに深い瞑想状態になるとθ(シータ)波になります。これは眠りに入る状態や目が覚める直前のような半覚醒の状態にも同じように見られます。

スポーツ選手の競技の最中などは極度の集中・緊張を必要としますが、最高のプレイやパフォーマンスを行っている時には逆に脳波はリラックス状態になり、α波~θ波の脳波になるそうです。

緊張したり肩に力が入っているとよい結果が残せないと言われるのは、これに起因しているのでしょう。

要するに、普段から眠りの浅いロングスリーパーの人は、睡眠時と覚醒時の意識の境界が曖昧いなり、脳波が自然とリラックス状態のα波へと下がりやすくなっているのではないかと考えられるわけです。

このことが、コンマ1秒が勝敗はおろか生死に関わる事故につながるF1レースという競技でシューマッハさんが伝説的な記録を残し続けたことや、アインシュタインさんが天才的数学理論を編み出し、歴史に名を刻んだことに関係しているのではないでしょうか。

ロングスリーパーは『創造・哲学脳』を持っている

最近ふと、「我思う、故に、我あり」で有名な哲学者・デカルトさんの入門書のような本を図書館で読みました。本によればデカルトさんは基本的に生涯、『昼まで寝て、午後からは思想に耽る』という生活スタイルだったそうです。

親の遺産があったため、ほとんど労働らしいことはせず、人の関わりを避けて転々と旅をするように暮らしていたみたいです。

「あれ?この本、私のこと?」と思うくらい生活習慣が自分と一致しています。まぁ、デカルトさんは数学などでも優秀さを発揮していたそうなので、そこはぜんぜん違いますが。

人間の脳というのは、朝~日中は、文章を書いたり難しい事務計算をしたりなど精密な作業をすることに適しているそうです。

また、日が落ちてから夜中にかけては、デザインや独創的なアイディアを練ったり、思想に耽るなどの創造的な活動に向いていると言われています。

恐らくロングスリーパーの人に多いのは、創作的な活動をしている人や、思考する時間や頻度が高い人ではないかと思います。

孤独を好んだデカルトさんのように多くのロングスリーパーの人は、『孤独を愛し一人でいる時間がまったく苦痛にならない。暇という概念がなく、むしろ幸福にすら感じる』という価値観を持っているのではないかと思います。

「1人でいても、やることが無いし暇だ」なんて、まったく感じないはずです。

またとある記事で読んだのですが、脳の構造的に創造的思考をするタイプの人は記憶力が劣っており、逆に記憶力が高いタイプの人は創造的な思考をほとんどしないそうです。

創造的な脳はいわゆるアイディア脳で次々と斬新なアイディアが生まれるのですが、同時に一度頭に入ったものごとを頭にとどめておくのが苦手で、次々と忘れていってしまうようです。

ロングスリーパーがうつ病になりやすい訳

ほかに検索候補に多いのが「ロングスリーパー うつ病」というものです。「ロングスリーパーの人はうつ病予備軍である」というような内容の記述を見掛けます。

しかしこれだとあまりにも短絡的で誤解してしまう人がいるのでは?と感じてしまいます。因果関係はあるでしょうが、「長時間寝ている人がうつ病になる」わけではありません。

まず、理由として考えられそうなものにセロトニンがあります。

セロトニンは幸福感を感じたりしたときに出るホルモンですが、日光を浴びた時にも分泌されます。セロトニンが減少すると思考がネガティブになるとも言われており、それがそのままうつ病の要因となるとされています。

ですがロングスリーパーでも日中の仕事をしてる人は日光を浴びます。

それだけではなく、もっと別の理由があると私は思います。私はロングスリーパーですがうつ病になっていません。ですが、なぜこのように考えられているのかおおよそがわかります。

それはこれまで書いてきたことが大いに関係しております。つまり元々の脳の構造・思考回路に起因しています

自分で言うのもなんですが、理由を結論から言うと哲学脳・芸術脳の人というのはいわゆる社会不適合者です。

そう言ってしまうと同じロングスリーパーの方は気分が悪いかもしれませんが、「ロングスリーパーと言う名称を変えてほしい」という人がいるのも、裏を返すと「社会不適合者と思われるから」だと考えられます。

私を含めこういう構造の脳を持っている人たちは、雇用労働の場に出るというだけでダメージを喰らっているのです。感覚的にRPGで言うと不利属性での戦闘、マリオで言うと2機の内すでに1機死んだようなものです。

まずロングスリーパーにとっては11時就寝として朝の7時に起きて、夕方まで仕事をするというのは、同じ時間に寝た普通の人が鮮魚市場などで働いているようなものです。日中はよだれが垂れそうなくらいフラフラです。

これが毎日続くだけでも、単純なストレスの蓄積になります。また、おそらく学校などの集団生活の場でも同じです。

私が一番寝られなかったのは、働いている時です。

完全就寝体勢に入ってても眠れない早くに起きてしまう。仕事中は業務も問題なくこなせているし、特段嫌なことがあるわけでもないのに、です。ロングスリーパーなのに眠れないのは地獄でした。寝不足でも次の日も眠れないのです。

具体的に「次の日早く起きなければならない」と思うだけでも眠れないのです。

次に、先ほど書いた創造的思考をする人の脳は記憶力が低いということも大きな要因になりえると考えられます。

雇用労働にとって記憶力というのはかなり大きな割合を占める能力です。

もちろん業種によるでしょうが、基本的に雇用労働において重要なのは創造的能力よりも、事務作業や社内での伝達作業などをこなす記憶脳です。

私の場合も集中力を必要とする単純作業などはたいてい人より速くできるものの、伝達事項を忘れたりといったもの忘れが多いことを自覚していました。一度ADHDと呼ばれる症状を疑ってネット上でチェックを受けましたが当てはまっていませんでした。

そこで、創造脳と記憶脳という点に起因しているのではないかと思い至ったのです。

現代は創造脳が排除される時代です。「絵なんか描いても食えない。就職しろ!」と言われるような。それに、芸術家タイプと言うと、なぜか批判されたり笑われたりします。私は性格診断でも生年月日でも、すべて芸術家タイプです。

しかし、人間はロボットではないのですから、いろんなタイプがいるのは至極当然のはずです。

ダニエル・コーエンさんというフランスの経済学者の方が、「現代は庶民がロボットのように労働し、創造力が搾取される時代」と語っていました。

それゆえ、生活のために創造脳を殺して、無理やり不適合な社会に自分を当てはめるわけです。それは自己実現の対極です。そう考えればうつになる理由としては十分ではないでしょうか。

私はかねてから知人に「仕事の種類に関わらず、自分にとっては、雇われることそのものが毒なのだ」と言っていました。ネット上で収入を得ることを考えたり、創造的な仕事をしている現在はよく眠れています。

私が(マリオで言う1機死にながらも)うつ病にならなかったのは、私が「別に社会は正しいものではないし、自分が間違っているわけでもない」、もっと言うと「自分は正しい」と自己認識を持っていたからだと思います。

なぜなら、うつ病になる人は「自分の責任だ」「自分が悪い」と思ってしまうような責任感の強い人が多いとされているからです。つまり責任感が強いロングスリーパーはうつになる危険性があります

また「ロングスリーパーという呼び方は誤解されてしまうから、別のものにしてほしい」と訴える人たちもまた、うつ病になる危険性を秘めているのではないかと思います。

それは、人の目や、人にどう思われるかを気にしているからです。承認欲求が高く、自己肯定感が低いと言われる状態です。これもストレスを生みますので、うつ病の要因の一つとなります。

「ロングスリーパーであることは欠陥ではなく体質なのだ」と自己認識を持たなければ、それこそよけいに眠れなくなってしまう負のスパイラルに陥いってしまいます。

まとめ

ロングスリーパーの私自身から、ロングスリーパーについて考察してみました。

私なりの考えですが、「ロングスリーパーがに天才が多い」と言われているのは、ロングスリーパーは睡眠時と覚醒時の境界があいまいで脳波がリラックス状態になりやすく、結果的にそれが高いパフォーマンスにつながるのではないかということ。

そして、うつになりやすいと言われる原因をまとめると、ロングスリーパーの脳は雇用労働に向いていないので、労働するだけでうつ病に片足を踏み入れてしまい、責任感の強さなどの要因と合わさり発症してしまう可能性が高いのではないか、ということです。

最近では睡眠不足や睡眠障害による睡眠負債が、ガンの発症リスクを高めたり、ボケ・認知症の原因になるとされ、問題になっています。

生活の忙しさから来る時間の不足を埋めるために、多くの人はまず睡眠時間から借金を得ようと考えます。しかし、結果的にそれは命を縮めることにもつながりかねません。睡眠は本来、人間の生命活動に取って食事と同じく切り離せない大事なものなのです。

ロングスリーパーを苦に睡眠薬などで改善を図る人もいますが、長時間睡眠を必要とするのは遺伝的な体質であり、言わば自然の摂理です。薬で無理やりそれをねじ曲げようとしても、体にとっては不足を解消するものではないばかりか、ストレスを生み健康を阻害してしまう怖れがあるのです。

まずはできるだけ眠る時間を確保することが大切です。

日中の眠気や気だるさが解消せずに仕事に支障をきたしている人は、仕事を変えてみるのも手だと思います。何ごとも適性というものがあり、いくら生活を維持できていても、その結果、病気になってしまっては本末転倒だからです。

生活の中で自分に適した睡眠を取れているか否かは、QOL(生活・人生の質)を左右します。

私と同じような睡眠に対する悩みを抱える多くの人が、はつらつとして豊かな生活を送れるようになってくれればうれしい限りです。

それでは、こちらの記事はここまでとなります。

いつもご訪問いただきありがとうございます!

『寝ても寝ても眠い『ロングスリーパーの特性』を考察 天才が多い?うつ病になりやすい? 』へのコメント

  1. […] […]

    • 名前:tomo 投稿日:2018/10/23(火) 21:40:21 ID:a0ccd8839 返信

      早く寝ないと次の日の仕事に支障が出ますからね。
      人それぞれ精神や体質は違うのに、同じ社会という型になじんでいかなければいけないのは難儀なことです。
      お互いに大変ですが、豊かな人生目指して頑張りましょう!