ちゃんと寝たのにあくびが止まらない原因と解決方法を解説

ちゃんと寝たのにあくびが止まらない原因と解決方法を解説

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冬が終わり、あたたかくなってきました。『春眠暁を覚えずと言いますが、こうあたたかいとなかなかスッキリと目覚められないものですね。

とくにおれは体質的にロングスリーパーで、年中五月病みたいなものなんですが、先日も夜の12時前には寝ていたのに朝起きてから2度寝してしまい、結局13時まで寝てしまいました。

さて、みなさんは「今日はよく寝たなー」という日でも、昼間の仕事や学校にいるあいだ、ずっとあくびが止まらない時がありませんか?おれはパソコンをいじっていても数十秒おきにあくびが出てしまい、あごがはずれるんじゃないかと思うようなことが最近多々あります。こんな時は、とても作業に手がつかない状態です。

そこで、問題を解決しないと気がすまないたちのおれは、あくびについていろいろと調べてみることにました。そもそもみんながみんなあくびに悩まされているわけではないので、あくびが出る人には必ずなんらかの問題があるはず。

というわけで今回は、あくびの出る原因と解決策を解説していきます。

あくびの原因は呼吸にあった

人のからだは鼻や口から肺に酸素をとりこみ、全身にめぐらせることで生命活動をしています。そして、人の思考や行動の命令を出す脳も活動に酸素を必要とします。

脳の酸素消費量はからだの中でもいちじるしく、体が必要とする酸素のうち4分の1が脳に使われているそうです。

なんらかの原因で酸素濃度の低下したところにいくと、人は意識の低下・眠気・めまいを起こしてしまいます。命にかかわる場合もあります。

そのため、脳の活動に十分な酸素が呼吸によって送られていなければ、脳は危険信号を出してくるというわけです。つまり、あくびは酸素が足りなくなっている脳が「もっと酸素を送って!」とサインを出すことで起こるんですね。

よくあくびをした人が「やる気がない!」「たるんでる!」などと言われてしまうことがありますが、それは間違いなんです。実は脳がいっしょうけんめい活動しようとしていることの表れだったんですね。

では、ほかの人にくらべてあくびが起こりやすい人はどういう人なのかというと、それは酸素をとりこむ体の機能がいちじるしく弱っている人、ということになります。

具体的に言えば、まず運動不足の人です。スポーツやトレーニングを日常的に行っている人は高い頻度で呼吸をおこなっています。そのため肺が酸素を取り込む能力が高く、横隔膜(おうかくまく)も十分にはたらいています。

逆に、部活をしていない学生やデスクワークのサラリーマンなど、日常的に運動をほとんどしない人は、必要最低限の呼吸しかしていないため、呼吸機能が十分きたえられておらず機能が低下しているのです。

そのことから、脳に送られる酸素の量が運動をしている人にくらべて、運動していない人は少ないと考えられます。これがあくびがひんぱんに出てしまう原因なのです。

“適度な運動をすると夜はよく眠れると聞いたことがありますが、このようなメカニズムがあったんですね。

それでは、たくさんあくび出てしまう場合にはどのように改善すればいいのかを以下に解説していきます。

あくびがとまらないのを改善する方法

あくびが日常的に出てしまう人は、体が酸素をとりこむ能力を高めなくてはいけません。

そのためには部活や運動のサークルに入って運動を習慣的に行うのが近道です。そうすることでたくさんの酸素を体にとりこめますし、肺の呼吸機能も段々と高まりますので、運動をしていない時でも酸素をじゅうぶんとりこめるようになるでしょう。

そして次に、呼吸のしかたを腹式呼吸をすることです。

実際におれがあくびが止まらない時に腹式呼吸を試してみると、驚くことに1分程度であくびがやみました。そしてふたたび作業にもどると、また段々とあくびが出はじめたのです。

ふだんから腹式呼吸を意識しておこなっている人はそれほど多くないのではないでしょうか?どちらかと言えば、歌手や舞台役者、アナウンサーのような声を使って仕事をしている人がやっている特別な呼吸法といったイメージですね。

ですがそのような職業の人にかぎらず、腹式呼吸はすべての人にとって有益な呼吸のしかたなのです。

たくさん息を吸うことを深呼吸といいますが、腹式呼吸のほうが力まず、自然に酸素を取り込むことができます。

そして、たとえば瞑想やヨガをするときにはかならず腹式呼吸をもちいます。それは深いレベルでの呼吸をおこなうことによって全身に酸素が送られるとともに、精神がリラックス状態になるからなのです。

人は不安・あせり・怒りを感じたり、危機に陥ったりしたときには、無意識のうちに短くて浅い呼吸になります。そして逆に気持ちのいい場所にいるときなど、リラックスを感じると長く深い呼吸になっているのです。

また、リラックス状態の時は脳波がアルファ波~シータ派になります。すると人の脳にはセロトニンが分泌するのです。ですから瞑想はうつの改善にも効果を発揮すると言います。

また、深い呼吸をすることによって酸素が体に送られると、脂肪の燃焼効率が高まりダイエットの効率が上がることもよく知られています。というよりも逆に、呼吸があさくなっている人は通常より脂肪の燃焼効率が下がっていると考えるべきかもしれませんね。

そのことから、腹式呼吸はだれもが身につけて損はない呼吸法といえるのです。

それがわかったところで、次に腹式呼吸をしやすくなる方法です。無意識化でも腹式呼吸を持続するには、横隔膜を動きやすくするためにある程度の腹式呼吸トレーニングが必要です。

起床時は意識して腹式呼吸を心がけていても、寝ている時には無意識の状態です。そうすると8時間前後のながいあいだ、あさい呼吸になってしまいます。これではなかなか習慣づけすることがむずかしくなります。ですから、それを意識しなくても腹式呼吸できるようになることが大切です。

まずは布団やベッドにあおむけになります。

次におなかのへそよりも下のあたりにまくらなどをのせます。羽まくらなどの軽いものよりも、ある程度の重みがあったほうがいいでしょう。

そして、その状態で酸素を鼻からゆっくり下腹に送りこむようにします。すると下腹にのせたまくらが持ちあがっていくはずです。むりせず苦しくないところで止め、今度は口から細くゆっくりとはきます。先述したように、長く深い呼吸をすることで酸素をたくさんとりこむとともに、リラックス状態になります。

胸は動かないように、収縮(ふくらんだりへこんだり)しないように心がけてください。

はじめの内はおなかの動きがほとんどないかもしれません。これはまだ横隔膜がきたえられておらず、空気が下までとりこめていないためです。これを毎日つづけていれば、横隔膜が下がるようになり、まくらが大きく上下するようになっていきます。

おれは最初、歌の発声のために腹式呼吸のトレーニングをはじめたのですが、まくらがじゅうぶん上下するようになったので、その次はより強く鍛えるために、家にあった鉄アレイをのせてやりました。

十分に腹式呼吸ができるようになると、瞬間的にたくさんの空気を下腹まで入れられるようになって、重いものでもポンポン持ちあがるようになります。

ただし、鉄アレイのような重いものを使う場合には、ケガや器物の破損をしないために、安全性には十分配慮して行っていただきたいと思います。

ちなみにおれが腹式呼吸トレーニングをやっていたのはかなり前で、相当なブランクがあります。そのあいだに運動不足とあいまって呼吸能力が弱まってしまった結果、あくびをひんぱんにしてしまうようになったのだと思います。現在は、ふたたびトレーニングをするように心がけています。

あくびに効く栄養素

酸素は肺にとりこまれた後、体内で作り出された二酸化炭素とガス交換が行われます・そして、送り出された血液の中で酸素を運ぶ役割をするのがヘモグロビンという物質です。

そしてこのヘモグロビンを作る材料となる栄養素が鉄分です。

鉄分が欠乏(けつぼう)して貧血状態になると、めまいや、ひどくなると失神などの症状を起こしてしまいます。これはヘモグロビンによって脳に運ばれる酸素の量がいちじるしく減少していることも大きく関係しています。これは先述の酸欠の症状とよく似ていますね。

とくに女性は男性よりも貧血になりやすいので気をつけなくてはならないでしょう。

体内の鉄が不足してくると、「朝なかなか起きられない」「日中ずっとだるい」「やる気が起きない」「集中力が出ない」など、仕事や勉強の効率低下をもたらします。

そのため、運動や腹式呼吸トレーニングで酸素を豊富に体にとりこめるようにするのと並行して、鉄分が不足しないよう毎日の食事の中でしっかりと摂取しておく必要があります。

鉄分がたくさん含まれている食材をこちらにご紹介しておきます。鉄分には動物性食材からとれるヘム鉄と、植物性食材からとれる非ヘム鉄がありますが、動物性のヘム鉄のほうが人体への吸収率が高いようです。

豚レバー 100g 13.0㎎
とりレバー 100g 9.0㎎
牛レバー 100g 4.0㎎
あさり 20個 2.3㎎
マグロ赤身 100g 1.9㎎
納豆 1パック 1.7㎎
1個 0.9㎎
ひじき*1 100g 6.2㎎
油揚げ 100g 4.2㎎
小松菜 100g 2.7㎎
ほうれん草 100g 2.0㎎

 はヘム鉄  は非ヘム鉄

*1ひじきは現在主流のステンレス窯でゆでた場合。昔ながらの鉄窯ゆでのものなら58.2㎎(文部科学省・日本食品標準成分表2015年版 (七訂)から引用)

また、鉄分はビタミンCといっしょにとると吸収率がアップするため、ブロッコリー・トマトなどの野菜やキウイ・いちごなどのフルーツも取り入れるとなおいいでしょう。

目のクマの原因にも?

あくびがとめどなく出てしまうような日は、それにともなって顔にもどこか覇気のない感じがただよっているものですね。そんな時、とくに気になるのが目の下のクマですね。

酸素を運ぶためのヘモグロビン量が不足すると血行が悪くなり、特に皮膚のうすい部分である目のまわりで、とどこおった血流が青くみえてしまいます。これがクマが出る原因です。

運動不足やあさい呼吸はあくびだけではなく、クマがこくなるの原因にもなるというわけですね。

たしかにおれ自身、毎日ジョギングを習慣にしていたころよりも、パソコンに向かう時間の多くなった今のほうが、目の下が黒くなったような気がします。

またクマには青クマのほかに、加齢による皮膚のたるみによってできる影クマがありますが、鉄分は肌のハリを保つためのコラーゲンを生成する材料にもなります。ですから鉄分が不足することでダブルでクマが濃くなってしまうことも考えられるわけです。

言いかえれば、酸素不足や鉄分不足を改善することでアンチエイジングも期待できるということになりますね。

無呼吸症候群

単純に運動不足やあさい呼吸が習慣になっている人は、トレーニングや栄養の見直しで解消できる可能性が高いです。ですが、ひどい鼻づまりや脂肪による圧迫によって睡眠中にひどいいびきをかき続けているような人は、無呼吸症候群になってしまっていることも考えられます。

無呼吸症候群になっている人は慢性的に睡眠があさくなっており、「十分に寝たはずなのに眠くてたまらない」「毎日きちんと睡眠をとっているのに、あくびが止まらない」という状態に悩まされているようです。

また寝ている時にきづまりで呼吸がさまたげられる状態をほうっておくと、あくびだけにだけでなく、顔のかたちに影響を及ぼしてしまうことが考えられるのです。

アデノイド顔貌というものです。

アデノイド顔貌は口が常にあいていて口びるが前につきでたようになり、あごの下の肉がたるんで、横から見るとあごがないように見える顔つきのことです。程度は人それぞれですが、骨格や姿勢の関係から、日本人には欧米にくらべて多い割合で見られるようです。

この場合はいくら運動や腹式呼吸トレーニングをしていても、効果が得られない可能性が高いです。無呼吸症候群は自分で改善することはむずかしいでしょう。心当たりがある場合はまずは耳鼻咽喉科や睡眠外来を受診してできるだけ早く治療することをおすすめします。

まとめ

あくびが出る理由は寝不足だけではなく、脳に運ばれる血中酸素が不足してしまうことが原因なのだということがわかりました。これが集中力低下や日中のけだるさを引き起こしていたんですね。

そのほか、鉄分の不足によるヘモグロビン量の低下も原因の一つとなることがわかりました。また不健康に見える目の下のクマの原因にもなっているのです。

心当たりのある方は、今日から運動と腹式呼吸トレーニングで呼吸を深くしていきましょう。そうすれば寝ても寝ても出てくるあくびに悩まされずにすむ可能性があります。

また、ひどいいびきをかいていたり鼻での呼吸が極端にしづらい場合は、まずは病院へ行って検査を受けてみましょう。

それでは、今回のあくびに関する記事は以上です。ご訪問ありがとうございます。

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